#番外編 研究者と参加者が交わる、ラフな学会を開催したい。

更新日: 2022/09/01

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現役の腸内細菌研究者がお届けする、腸内細菌相談室。
室長の鈴木大輔です。

私は現在、腸の疾患と腸内細菌の関係を研究をしています。研究を進める中で、研究の面白さを発信する能力がある研究者が、これからは重要になってくると感じました。

研究というと何か難しい勉強のようなことをしているという一般の方からのアレルギー、研究を詳細に説明しても一般には分かってもらえないだろうという諦め。この分断は、研究者にとっても、一般の方にとっても不利益であると私は考えています

そこで、研究の内容をもっと身近に感じてもらうために、腸内細菌の最新の知見を、notepodcastにて配信する活動を行っています。

世界は研究にあふれている。研究は世界の常識を塗り替える能力がある。

研究をする中で、多くの論文や研究に触れてきました。
最先端の研究から得られた常識は、従来の常識をひっくり返していきます。一瞬にして世界、あるいは私達の世界観を変えうる力を持っています。

ここでは、私の専門である細菌について、面白い世界観の一例をご紹介します。

  • あなたのカラダの細胞の数(約30腸個)の1.3倍の数の細菌があなたには住んでいます。つまり、あなたが思うあなたは、実は56%があなた以外の細菌なのです

  • あなたの遺伝子1つに対して、細菌の遺伝子は約100個存在します。遺伝子は、私達のカラダを形作るタンパク質の情報を記しています。ですから、あなたのカラダに関する情報の100倍の情報を細菌は有しています。細菌達は複雑な化学反応を進め、体質や健康に重要な影響を与えているのです

  • 脳と腸は、迷走神経を介してつながっています(脳腸相関)。腸と腸内細菌は様々な相互作用をしています。ですから、腸内細菌-腸-脳の間では沢山のやり取りが生じているといえます。腸内細菌と脳が関係するという論文は、数多く報告されています

論文の情報は重要。でも読むのは難しい。だから、研究者の私が読んだ論文をブログと音声でお届けする。

論文は、世界に知られてこなかった知見や、今までの常識を覆す知見の宝庫です。しかし、想定される読者は有識者や研究者であり、読むハードルが非常に高いと言えます。

一方で、最新の研究が一般に知れ渡る頃には、情報は脚色され、古くなる一方。だから、研究者が研究の話を一般に向けて、直接話すことが重要です。文章では難しい印象を与える場合もあります。そこで、ポッドキャストによる会話で伝えることの可能性に着目し、音声配信も行っています。
研究内容のD2Cモデルと言ったところでしょうか。

しかし、この活動を一般に認知してもらうためには、この考え方に賛同してくれる研究者と一般の方の賛同が必要です。そのために1度、研究者と一般の方が、壁なく会話する学会(イベント)を開催したいのです。

そこで、この度noteクリエイターサポートプログラムに応募することを決めました。

支援してほしい活動の内容:最新の研究に関する一般の方々を含めた学会(イベント)を行いたい。

学会というと難しいイメージですが、研究者と参加者がざっくばらんにコミュニケーションをとる場です

イベントの目的は、研究者と一般の方が繋がり、両者の間に存在する溝を埋めることです。当然、研究には難しい点もありますが、順序立てて情報を噛み砕けば、決して理解ができないものではなく、一般の方も楽しんで頂けると考えています。

イベント会場の支援は、採択されれば支援して頂けるとのことなので、告知のためのプロモーション、研究者やインフルエンサーへの謝礼、学会資料の作成費用が必要です。

支援してほしい活動の時期や期限: 2022年10月から1年間。来年の10月に学会を行いたい。

準備期間として1年間を想定しています。規模は50名程度です。
来年の6月までに、登壇者と学会のテーマを決めていきます。この点は現在も構想中です。キャンペーン期間は、来年の6月からで、告知を本格的に行っていきます。

支援を希望する内容

  • 学会資料の作成費用:10万円

  • 登壇者謝礼合計:5万円

  • 日々の執筆、音声配信をバックアップするためのストレージ(SSD):3万円

  • イベント会場:オンラインでライブ配信もしたいです。

  • プロモーションの援助

支援をお願いする費用の合計は18万円です。

ご自身のプロフィールやポートフォリオ

現在、東京工業大学にて腸内細菌の研究をしています。私の研究実績や保有資格については、以下からご覧頂けます。

LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/dsuzuki-5a0938189

この声が届くと嬉しいです!

#noteクリエイターサポートプログラム

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