毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。 現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠
病原性集中講義の第5回は、免疫寛容についてお話します。免疫寛容とは、特定の抗原に対して免疫応答を示さない仕組みです。では、免疫寛容という仕組みは何故存在するのでしょうか。その理由は考えてみるとシンプルです。抗原の認識機能の観点から考えると、自分自身に対する免疫応答が起こり、自己の排除という本末転倒なことが起きてしまうためです。
ヒトの体内で最も多く存在する成分は、ヒト由来の成分です。自然免疫においては、ヒトを始めとする高等生物以外の生物に関するパターン認識受容体が働くため、自身を抗原として認識することはありません。しかし、獲得免疫における抗体の産生の仕組みを考えると、自身を抗原として認識するリスクがあります。そこで、特定の免疫に対しての免疫を回避する免疫寛容により、このリスクに備えています。
何を話しているのか、よく分からからなくても安心してください。
今回のエピソードで、ゆっくりと解説していきます。
文章版はこちら!
Note: https://note.com/chonai_saikin/n/n61a114b3f946
各種SNSはこちら。
Twitter: https://twitter.com/chonai_saikin
Instagram: https://www.instagram.com/chonai_saikin/
--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/chonai-saikin/message