毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。 現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠
今回のエピソードでは、炎症性腸疾患患者の腸内細菌には、特殊な機能が備わっていることを確認した研究についてご紹介します。炎症性腸疾患は、日本国内の約20万人が悩む疾患で、腸管の慢性的な炎症、潰瘍が生じます。炎症性腸疾患の発症原因は未だ明らかになっていませんが、腸内細菌が重要な要因になることが近年の研究で考えられるようになってきました。
本日紹介する研究は、炎症性腸疾患患者の腸内と健康な方の腸内に共通して生息するRuminococcus gnavusと呼ばれる細菌が、何やら特殊な機能を獲得していることを明らかにしました。研究報告の詳細は、2017年Genome Medicineに報告されたCurtis Huttenhower (カーティス フッテンハワー)らの"A novel Ruminococcus gnavus clade enriched in inflammatory bowel disease patients"から詳しく確認できます。
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Note: https://note.com/chonai_saikin/n/n71ac92062acb
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