毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。
現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠
今回のエピソードでは、腸内環境とバイオフィルムに関連したお話をしていきます。バイオフィルムは、水のあるとこに頻繁に見られる固体表面の微生物コミュニティです。歯には歯垢としてバイオフィルムが確認されますが、消化管、例えば腸内環境はどうでしょうか?水で満たされているし、沢山の腸内細菌もいますが、細菌がマイクロコロニーの形成を経てバイオフィルムを形成できるかどうかは難しい問題です。ヒトは、上皮細胞の一部から粘液を分泌することで粘液層を形成しています。粘液層は外粘液層と内粘液層に分けることができますが、通常内粘液層には細菌がほとんど存在しないことで知られています。外粘液層は、言葉の通り液体なのでバイオフィルムが形成されるのは難しそうです。このように、腸内環境とバイオフィルムの関係は難しいので、先人の知恵を借りることにしましょう。今回は、2015年WN. de Vosの"Microbial biofilms and the human intestinal microbiome"を元に、お話していきます!
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