毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。
現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠
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この度、第4回 JAPAN PODCAST AWARDSのリスナー投票が始まりました!もし面白いと思って頂けたら、投票していただけるととってもウレシイです…!🧬🧑🔬🦠皆様と一緒に、腸内細菌、腸内環境の知識を常識にしていきたいです。投票フォームは、以下のリンクから! 投票の名前は、「腸内細菌相談室」でお願いします!ご協力お願いします…!
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本日より、エピソードシーズン2が始まります。今後放送するエピソードでは、昨日のお話の通りあるテーマに沿って1週間のコンテンツをお届けします。しかし、本日は"木曜日"なので、1週間の始まりとしては適切ではないと考えました。そこで、来週の月曜日から、テーマに沿ったお話はスタートすることにします。それまでは、シーズン1の通り、腸内細菌や腸内環境にまつわる様々なトピックについて取り上げます。ちなみに、シーズンとはPodcastの配信者が設定できるエピソードの集まりのことであり、任意で設定することが出来ます。腸内細菌相談室では、#101からのエピソードを新たなシーズンとして区切ることにしました。
今回お届けするのは、ヒトやマウスではなく、昆虫の共生細菌にまつわるお話です。その昆虫とは、クロカタゾウムシです。ゾウムシ自体、あまり知名度が無い昆虫かもしれませんが、室長は森の中で見かけると結構嬉しい部類のかわいい昆虫です。ゾウムシは、名前の通り象のよう口吻、人間で言うところの口が伸びた形の虫です。体全体としては丸みを帯びていて、頑丈な外骨格で身を守っています。特に、クロカタゾウムシは非常に硬い外骨格をもつことで有名です。そんなクロカタゾウムシが固くなるには、共生細菌が重要であることを突き止めた研究をご紹介します。
本研究は、Anbutsuらによる"Small genome symbiont underlies cuticle hardness in beetles"という論文に報告されております。