#38 便が茶色く尿が黄色い。腸内細菌とグルクロン酸抱合の化学。 Part1: 赤血球からビリルビンまで

投稿日:2022/09/29


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現役の腸内細菌研究者がお届けする、腸内細菌相談室。
室長の鈴木大輔がお届けします。

今回と次回は、身の回りに潜む疑問について、腸内細菌の観点から答えます。ズバリ、便が茶色く、尿が黄色いのは何故なのか。子供から「うんちはなんで茶色いの?」と聞かれたら、みなさんはどのようにして答えますか?例えば、「色々なご飯を食べることで色が混ざって茶色っぽくなる」のような回答が考えられるでしょう。確かに、腑に落ちる回答ですが、答えは違います。

とは言っても、事細かに伝えても子供には分かってもらえません。なので、次のように答えるのが正解です。

血は赤いでしょう。血の赤い成分が、腸内細菌など色々な働きを経て茶色くなるんだよ

実は、便の色も尿の色も、血液の色に由来しています。今回と次回にかけて、便の色、尿の色ができるまでのお話しを丁寧にしていきます。今回は、赤血球が分解されてビリルビンになり、アルブミンと出会うまでのお話をします。

文章版はこちら。

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